ヤクルト 2-1 オリックス
勝 マクガフ
敗 吉田凌
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【投手陣】
高梨は4回2/3を1失点。
相手の先発投手は山本由伸。
そうなると絶対に先制点は与えてはいけないという展開だったので
初回はコントロールにバラツキこそありましたが
初回のピンチを抑えた後は徐々に自身の持ち味である
ストレートとフォークのコンビネーションで5回途中ながら7奪三振。
今日は特にフォークが良かったですね
5回に失点はしてしまいましたが
先制点は与えなかったですし本当に良く投げましたよ!!
スアレスは2回1/3を無失点。
前回登板とは違って
チェンジアップでカウントを取れていましたしカーブも決まって
前回とは別人の投球でしたね。
ストレートが速いだけでは厳しいですが
変化球でカウントを取れると今日みたいな投球が出来ますよ。
清水は2回無失点。
2イニング共にピンチを作りましたが
ランナーを背負ってからはフォークボールが良いコースに集まっていました
最後の福田に対しての1球は少し高かったので危なかったですけど
正面に飛んでくれて助かりましたね
田口は0回2/3を無失点。
宗・吉田と続く所で見事に
2つアウトを取ってくれましたね。
特に吉田に対しては3ボールから三振を取りましたから。
本当に大事な2つのアウトを取ってくれました!!
マクガフは2回1/3を無失点。
イニング途中からの登板で
杉本から三振を奪ってから回跨ぎ。
2イニング目も抜群の投球だったし
球数も18球だったのでこれなら継投しないでマクガフに任せた方が良いのではと見ていましたが
12回表に勝ち越して…マクガフ続投。
死球を出した時は少しヒヤッとしましたけど本人は慌てること無く。
1つ1つアウトを取って……試合終了!
2回1/3を投げきっての勝ち投手!
このシリーズは本当に色々ありました
初戦はサヨナラを食らって
その後2セーブを上げるものの5戦目でまたしても救援失敗して2敗2S。
それでも。起用し続けた首脳陣。
そしてそれに最後応えたマクガフ。
共に素晴らしい。最高のフィナーレでした。
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【野手陣】
1番塩見は4打数2安打1打点2四死球
山本由伸から先制のタイムリー。
そして最終回は勝ち越しのキッカケとなるレフト前ヒットと
今日は両得点共に塩見が絡みましたね
今シーズンを象徴する塩見の躍動でした。
2番青木は5打数1安打
山本からは打てませんでしたが
最終打席でレフトへのツーベース。
勝ち越しのチャンスを作ってくれました。
3番山田は6打数1安打
山本からツーベースヒット。
先頭でのツーベースだったのでこのケースで得点したかったですね。
今日は前回に比べてチャンスは作れていただけにもう一本を出したかった。
4番村上は5打数0安打
進塁打はありましたが無安打。
まあ、もうそれは無理。ってボールも村上に対しては多かったですしね。
それでも4回のラストボールは全打席の中では1番のチャンスボールではあったかな。
それでも厳しいボールでしたけどね
5番サンタナは5打数0安打
山本の球についていってはいたんですが結局は三振or併殺打。
今日の試合展開を考えるとこのサンタナに1本出ていれば……
山本ノックアウトもあったかなって感じでしたね。
6番中村は5打数1安打
最終打席に1安打もチャンスでは凡退
サンタナ-中村の所にチャンスがよく回って来ていましたが
まあ、得点圏にランナーを置いてからの山本のギアの入れ方も凄かった。
敵ながら天晴れとしか言えないラストボールだらけでしたよ
7番オスナは5打数3安打
山本由伸から猛打賞を記録。
内野安打に関してはちゃんと走っていたから生まれたものでした。
今日はリプレー検証に縁がありましたね。共にオスナに取っては不利な結果には終わりましたが
ああいうのって不思議と同選手に集まりますよね。
8番宮本は2打数1安打2犠打
1安打+2犠打を記録しましたが
一打席目も送りたかったですね……。
0アウト2塁のケースで真ん中付近のスプリットを空振って……セカンドランナーのオスナが飛び出してアウトに。
このプレーはね……難しいんですよ
オスナ!何飛び出してんだ!って考える人もいますが
2塁から3塁へのバントなので。
自身の足を考えたらバットに当たったらと言うよりストゴーに近いスタートをしましたからね。
まあ、その上で戻れる距離飛び出すのが良いんですけど……
宮本もね。決めきれなくてもいいからバットには当てないといけない高さの球でしたね。
9番西浦は5打数0安打
サードライナーは
悪くない当たりでしたが今日は全体的にボール球を振りすぎていましたね。
高めも低めも手を出したらいけない球に手を出していました。
ちょっと……淡白でしたね。
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【途中出場選手】
渡邉(走) 川端(打)
坂口(走) 荒木(守) 山崎(守)
川端が!代打で決勝のタイムリー!!
2アウト1塁のケースで打席に入りましたがパスボールもあって2アウト2塁に
ここで7球目のインハイのスライダーを『レフト前』へ持っていって決勝打
あのコースをね……逆方向に落とせるのは川端くらいですよ。
まさに巧打。天才のバットコントロールを見せてくれましたね!!
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これにて。2021年シーズンは終了!
我らが東京ヤクルトスワローズは
ペナントを優勝して日本一……と
最高のシーズンでしたね!!
日本一決定時の選手たちの涙を見ると
本当に辛い。苦しいゲームを
精一杯戦ってきたんだなってのがより一層伝わりましたね。
ベテランも。中堅も。若手も。
皆で掴んだ日本一。遂に掴んだ日本一です。
この短期決戦に入ってからも
シーズンと変わらない起用を最後まで貫いたのも素晴らしかったですね。
先程も言いましたが最後までマクガフを信用して送り出しましたし
奥川の投球間隔を変えることも無く
短期決戦だからといって変えずに。
シーズンでやってきた野球をそのまま短期でもやる……本当に凄い。
勿論、これが一番良いんですよ。
ただ中々それが出来ないんです。
プレッシャーもありますし1人調子が悪いと少し変えたくなるのが普通。
それでも。選手全員を信用して
スタメンもほぼほぼ変えず。
投手起用に関してもシーズン同様。
本当に1年間何があっても崩れずに頑張ってくれました。
高津監督の残した言葉『絶対大丈夫』
最初はおまじないのような一言だったと思いますが
本当に。絶対大丈夫でしたね。
素晴らしいシーズンでした。
それでは!!また会いましょう!!